求めていた音、声、メロディー、リズムのすべてが緻密に表現されている。硬派な骨太さを軸にした強さも共存し、これこそまさに、僕が尊敬する表現者の本質だと思う。作り手の魂があり、強さと美しさが際立っている。 以前、対バンしたときに小林くんがイヤモニから川島さんの声を聴いていると言っていて、この人は心底信頼できると思ったし、中野さんは本当に良い出会いをしたんだなと感じた。この作品を聴いてあらためて確信した。

ある日突然産まれ落ち、少しずつ形を変えながら揺れ、出会い、すれ違い、そしてある日ここから居なくなる。その事の、美しさ、儚さ、愛おしさ、さみしさ、尊さ、を祝福している作品だと思いました。 あらゆる優れた芸術が自分にそうしてくれたように、「Voyager」を通して聴き終わった後にもまた、自分に勇気や強さ与えられた事に気付いた。むろん、目の間の世界の複雑さは、そのままだが。 中野さん、祐介、素晴らしい作品を作り上げた事、おめでとうございます。仲間としてとても誇らしいです。

ドラマ「ハッピー・オブ・ジ・エンド」に主題歌を提供して頂き、誠にありがとうございます。 本作品は不遇で孤独な環境で生きてきた主人公２人の壮絶な愛の物語です。 暗闇に彷徨い続ける互いの過去の道程に2 ColorsというTHE SPELLBOUNDさんのメロディが未来への光を照らし続けてくれる。 そんな最後のピースを主題歌として埋め込んで頂きました。 「僕は抱きしめた 壊れそうなメロディ」から始まるJESSEさんのラップが藻掻き苦しみつつも、幸せを願いたいと訴え続ける浩然（ハオレン）と千紘 の心情の過程を感動的に表現してくれておりますので、ドラマと一緒に主題歌を是非お聴き頂けたらと思います。

こんなものかな？ これくらいかな？ 生きていればいつだって、誰だって、そういう思いに駆られる時があるんじゃないでしょうか。でも、そこからリスタートを切って、乗り越えていく、その過程の楽しさと難しさと厳しさと優しさと、それでも挑戦する人の素晴らしさが詰まっている楽曲の数々が、ここにあると思います。MVの制作の過程で、自分も同じ船の端っこに乗せていただいて、挑戦をさせていただけたことが嬉しく、またそれを少しでも多くの人に届けるお手伝いができて、もっと嬉しいです。ここから、さらに多くの人の旅路に届くことを祈っています。

2nd アルバム「Voyager」発売おめでとうございます。 特典映像の制作で4月〜6月までの2ヶ月間、アルバム制作の裏側に密着取材する機会をいただきました。僕がドキュメンタリーやワンカメライブ撮影でTHE SPELLBOUNDに関わらせていただく中で、最もやりがいや充実感を感じているのは、中野さんが以前おっしゃっていた「バンドは生き物」という言葉が、現実の物として目の前の現れた瞬間をカメラに収めることが出来た時です。納品直前の２ヶ月間ということもあり、完成までの過程を全て記録することは出来ませんでしたが、着実に成長を続けるバンドの生き様を記録することが出来たと思っています。 中野さんが小林さんをリードする場面が多かったデビューアルバムの制作とは違い、同じゴールを目指して試行錯誤を続けるふたりの姿がありました。ヴォーカル録音とトラック制作を各々で行う遠隔作業と、顔を突き合わせて改善点を模索する対面作業を繰り返しながら楽曲を作り上げていく。今回の取材を通して感じたのは「思っていた以上に『ふたり』で音楽を作っている」ということでした。デビューから３年の月日が経ち、様々な経験や実績、そして信頼を積み重ねてきたTHE SPELLBOUNDは、完全に中野雅之と小林裕介のバンドになっていました。2nd アルバム「Voyager」は、そんなふたりの“今”を形にした作品だと思います。

同じ曲で幾度も涙する。 そんな経験はあるでしょうか？ 大概はどんな名曲でも音の刺激に感覚が慣れ、聴けば聴くほど脳に曲が馴染むと共に『感動』という感覚は薄れていき、 自身と一体化し『当たり前にそこにある』ような感覚になるものです。『感動』とはまた違ったもの。 初めてデモ音源を聴いた時に涙し、ブラッシュアップされた音源が届く度に都度涙し、 そして、生みの親の元で奏でられた『世界中に響く耳鳴りの導火線に火をつけて』『マルカリアンチェイン』を聴いたときも、まるで初めて聴いた時のように涙し。 『Voyager』を通して、POPYとROSEに新たな旅路を提示していただき、心からうれしく思います。

BiS新体制の幕開けは、「イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム」と共にはじまり、BiSに新しい誕生日を与えていただいた、とても思い入れのある大切な曲です。 デモ音源をいただいたときから、 こんなに素晴らしい楽曲を、いつかTHE SPELLBOUNDさん自身にセルフカバーをしていただけたら、どれだけ幸せなことだろうとメンバーでよく話していました。 今回その夢が現実し、こんなに嬉しいことがあるのかと感動に震えております。 この曲が、「Voyager」でしか味わえない "終わらない音楽の旅"の一部となっていることを、とても有難く誇りに思います。 リリース、本当におめでとうございます！